失敗事例に学ぶ -勝ちパターンなどない-
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」。
「負けるときには、何の理由なく負けるわけではなく、
その試合中に何か負ける要素がある。
また、勝ったときでも、何か負けに繋がる要素があった場合がある」
だからこそ、試合に勝つためには、負け試合における負ける要素が何にあったのか、
どうしたらその要素を消せるのかを考える必要がある。
勝ち試合であっても、
その中には負けに繋がったかもしれないことを犯している可能性があり、
たとえ試合に勝ったからといっても、その犯したことを看過してはならない、と。
私も含め、著名な経営学者の著したベストプラクティス分析論⽂や
著名な経営者の成功哲学などを⾒聞きすることに夢中になりがち。
しかし、決してそれらを鵜呑みにしてはならない。
多くの場合、⼀服の清涼剤に成りこそすれ、毒にも薬にもならない。
そこで「真に⼤切なこと」は決して語られていない。
「本質を掘り下げていく苦しさ」を楽しみ、「失敗事例」から多くを学び、
避けるべき「負けパターン」を抽出できる⼈間になりたい。